コラム Column

バック・トゥ・ザ・フューチャー

世界中がコロナの対応に追われ、新しい日常が始まる中。今週、注目のアメリカ大統領選があります。トランプ大統領とバイデン候補によるテレビ討論会をはじめてしてアメリカの一連の選挙戦。
  • 自分の考え方を力強く主張するだけでなく、
    相手に対して容赦なく批判して攻撃する姿勢

相手に敬意を払い、リスペクトをする日本人とは、全く異なる文化の『選挙戦』です。民主主義の根幹をなす選挙。アメリカの大統領選は『選挙戦』という綺麗な言葉ではなく、もはや、生々しい「戦争」という状況です。

アメリカ国内の新型コロナの感染者は700万人、死者は20万人を超えています。10月に入ってから、まさかの「オクトーバーサプライズ」。トランプ大統領自身のコロナウイルスの感染。そのことをツイッターで世界中に配信。

自らのコロナウイルス感染の大失態。窮地に追い込まれていたトランプ大統領。コロナ対策の対応を含めて、バイデン有利の報道がしばらく続いていました。

しかし、この土壇場で、これまでの失態や劣勢をばん回して、トランプ大統領が巻き返しを見せています。前回の大統領選と同様に、微差で再選される可能性も出て来たと報じられるまでに躍進してきました。

コロナの感染対策に失敗しているアメリカ。更に、自身のコロナウイルスの感染。

  • そんな劣勢の状況の中でも、
    勝つための可能性を見出して、
    自分の主張を打ち出して
    全身全霊で前進していくトランプ大統領。

支持政党という枠を超えて、「隠れトランプ・ファン」が存在して「トランプを支持する理由」について何か少しだけ分かった気がしています。

政治家は失言について要注意ですが、トランプには、もはや、そんな常識も通じません。大統領就任前から過激な発言を繰り返してきたトランプ大統領。

大統領に正式就任後は、さすがに発言を控えて、過激な政策はしないとコメントしていた政治評論家の予想を見事に裏切り、一貫して過激な発言をして、強気な姿勢を続けています。

トランプとバイデンの政党論や政策論について。散々、メディアで取り上げられていますので、そちらに、任せるとして、少し遊び心がある話をさせて下さい。

緊急事態宣言が出されて、コロナで自粛している苦しい期間に金曜ロードSHOWで、3週連続で下記の映画が放送されました。

  • バック・トゥ・ザ・フューチャー

バック・トゥ・ザ・フューチャーは、私が中学生から高校生のときの映画です。映画を観てきて、後日、友達同士で映画の話で盛り上がります。まだ、観ていない友達もいるので、詳細な内容は話せません。しかし、映画の宣伝になるような話は出来ます。

楽しそうに話しているうちに、また、観に行こうとなるのです。メンバーを増やして、また、映画館に足を運ぶのです。そのメンバーで、また、盛り上がるのです。またまた、みんなで観に行く展開になるのです。

中学生や高校生となれば、そろそろ、異性と映画に行く年頃です。しかし、バック・トゥ・ザ・フューチャーは、野郎が集まってワクワクしながら、何度も何度も観に行った映画なのです。

親の恋愛関係に首を突っ込むタイムトラベル。若い主人公と年輩の科学者・ドクとの友情関係。「世代を超えた友情関係」もバック・トゥ・ザ・フューチャーの魅力の一つです。

何より、続編を期待させるようなエンディング。続きを期待させてワクワクさせながら、一話一話について余韻を残して完結。シリーズ全体でも続きがあるような余韻を残して全体を締め括る内容。シリーズ作品のお手本のような映画です。

35年以上前の映画ですが、あのテンポの良さと分かり易さ。今でも楽しめるエンターテインメント作品です。緊急事態宣言中の週末金曜日。子供のような心持で、ワクワクしていました。

今回の金曜ロードSHOWの解説で、下記のことを知りました。

  • バック・トゥ・ザ・フューチャーの名悪役。
    ビフ・タネンは、トランプがモデルだった。

バック・トゥ・ザ・フューチャーはメインの登場人物のキャラの設定が上手く出来ています。特に、絵にかいたような悪役。ビフ・タネンの存在がストーリーを引き立てて、面白くさせています。

トランプが大統領選に出て来たときに、過激な発言をして、強気な姿勢を続けていました。しかし、どこか憎めないような雰囲気。何か、懐かしいような親近感。自分の中にあったのです。恐らく、バック・トゥ・ザ・フューチャーで擦り込まれた、ビフだったと思います。

独裁者というのは、恐怖心で統治する面もありますが、得てして、コミカルな一面もあるものです。だから、注意が必要なのです。

映画のビフと実際のトランプが違うところは、トランプは、ビジネスの鉄火場で様々な困難、苦難に直面しながら、その度に、自らの力で乗り越えて現在の地位を築いたところです。映画の悪役・ビフは、未来のスポーツ年鑑を未来の自分から渡されて、何の努力もなく、ルール違反で得た金と地位です。

今回のトランプ大統領とバイデン候補の最終盤の攻防は、幾多の波乱要因を抱えて、かつてない不透明感に覆われています。更に、今回はコロナで郵便投票が多くなる中で、トランプ大統領は下記のことを主張しだしています。

  • 「郵便投票で不正が行われている」

裁判の泥仕合になる展開もあり、選挙後でも混乱を心配する意見が絶えません。映画では、悪役のビフは、主人公のマーティ・マクフライに、毎回毎回、してやられて、馬糞の肥料まみれになるオチです。

  • トランプのメンタルと突破力は、半端な強さと力ではありません。

何かと問題になるトランプ大統領。覇権化する中国共済党を止めることが出来るリーダーです。ウイグルや香港の人権問題にも対応しています。美人の娘を連れて、満面の笑顔で日本にも来てくれました。拉致問題の家族にも、下記の勇気をくれる言葉で接してくれました。

  • 「拉致問題は私の頭の中に常にある!」

言葉だけかもしれませんが、改めて大切なことを言葉にして確認してくれました。映画のビフ・タネンのように、簡単には馬糞の肥料まみれにならないことは間違いありません。

作成日:2020年11月2日 屋根裏の労務士

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