コロナの対応 その18 「会社と働く人の信頼関係」
弊社のクライアントの多くは、緊急事態宣言が出る前からテレワークに取り組んで頂けました。緊急事態宣言が出された後も、比較的に早い段階で、テレワークや時差出勤・時短勤務に切り替えて頂くことが出来ました。
経営者の迅速な判断と各種のご対応について。ご理解とご協力に、改めて、感謝致します。改めて、言わせて下さい。
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「ありがとうございました。」
戦時では、経営者が前面に出てきて、嗅覚を効かせて凌いでいく展開です。整備された状況下で、『既にある正解』を探す子供の対応ではなく、未整備な状況下で、『正解が用意されていないこと』を直感に委ねて判断していく大人の対応になります。
私は、弊社のクライアントの経営者に感謝の気持ちだけではありません。いつも「尊敬の念」をもっています。それぞれの経営者でタイプは違いますが、下記の考え方を持っているからです。
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「陥った状況の中で、未来に向けて善処して
決断をして凌いでいくプラス思考」
過去の『結果論』や机上の『べき論』をいつまでも評論家のような立場で、話しているような人。誰もいません。ましてや、下記のようなことを言っている社長は誰もいません。
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『社長が何でもする会社で成長する会社はない！』
上記のようなことを、いつも日常的に言っている経営者。周囲から尊敬されていたり、私が尊敬の気持ちを抱いた人。今まで、私は、一度もお逢いしたことがないからです。
ピンチやまずい展開になると上記の常套句を持ち出して、下の者に押し付けて逃げてしまう経営者です。当然、いつもトラブルばかりがバタバタと起きている落ち着かない会社です。
『社長が何でもする会社で成長する会社はない！』と最初に言い出した人は、別の狙いがあったのだと思います。しかし、現実は、ダメな経営者の常套句になってしまっているのです。
弊社のクライアントの経営者は、ピンチのときや正解がない対応について、判断をするときに逃げたりはしません。
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出された状況の中で、出されたカードで。
その状況に応じて、未来に向けてプラス思考で。
現実を受け容れて、嗅覚を効かせて。
自分が前面に出てきて凌いでいくことが出来るのです。
ゴールデンウィークの最終日。今回のコロナの対応だけでなく、これまでの色々な労務のプロジェクトを振り返っています。
もう、だいぶ前から、弊社は紹介でしか新規の対応はしていません。そのため、多くのクライアントの皆様とのお付き合い。長いお付き合いになります。イロイロなことがありました。本当にイロイロとありました。
適格年金の対応。
厚生年金基金の脱退。
一連の企業年金の対応。
未払い残業の対応。
裁量労働制の対応。
名ばかり管理職の対応。
一連の労働時間と残業代の対応。
偽装請負や派遣の対応。
大幅な人員削減の対応。
企業買収の対応。
最近では同一労働同一賃金。
数々の臨検対応。
大なり小なりに、イロイロなことがありました。
本当にイロイロとありました。
多くのプロジェクトで、当時、まだ、世の中に正解はありませんでした。そして、今でも多くの対応に正解は用意されていません。当時、自分も、まだ、経験が浅かったです。そもそも、経験なんてしていないし、まだ、世の中は整備されてなかったのです。
それでも、クライアントの方々と対応方針を探り、お互いに嗅覚を効かせながら、試行錯誤を繰り返して、凌いでいくことが出来ました。色々なことを制度化することが出来ました。
弊社のクライアントと私の下記の特徴です。
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二次情報ではなく、一次情報を消化して
手探りで、気が付き、見つけながら、
自分の頭で考えて、自分たちの対応をすること
周囲に反応して、他社から情報を得て、同じことをしているのではないのです。他社の動向を伺っている前に、手探りで一次情報を得ていきながら、自分の頭で考えて、決断して、凌いでいくのです。
自分の頭で考えて、自社にあった制度をつくり込んで自分たちに血肉化した制度にしていくのです。これまで、世の中でイロイロと整備がされる前に、先に動いて、自分たちが有利な解釈と展開に持ち込んで対応をしてきたのです。
今回の一連の「コロナの対応について」、多数の賞賛メールを頂きまして、光栄に思っております。いつになっても、褒められるのは素直に嬉しいです。
まだ、私と付き合いが浅いクライアントは、既に何度も対応したことがあり、比較的に答のあるプロジェクト対応が多かったので有効情報の提供に驚いたと言ってくれています。付き合いの長いクライアントはお互いに嗅覚を効かせながら、試行錯誤を繰り返して、凌いでいく対応に慣れています。
このくらいのことは、嗅覚を効かせて、世の中よりも先に気が付いて対応が出来ます。それにわざわざ2箇所の社労士事務所に依頼して相談できる体制にしていませんよね。これからのコロナの対応を凌いでいくためには下記が大切になります。
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会社と働く人の信頼関係
下記は私のミッションステートメントです。
ミッションステートメント
コロナの対応の渦中の中で、改めて、読んで頂ければ嬉しい限りです。
作成日：2020年5月6日 屋根裏の労務士
